社長の工場ブログ
工業製品としての家具工場
皆さんは家具といえば、何を思い浮かべるでしょうか?
和室にドカンとある大きなタンスや木のテーブル、応接セットなどを思い浮かべる方が多いと思います。
しかし、弊社では、皆さんがイメージしているものとは全く違うものを製作しています。
昔ながらの木材を使った芸術的な家具というより、最新建材と便利な機能金物を駆使としての工業製品としての家具になります。
例えば、引き出しなど昔は横板に溝が掘ってあって、そこを滑らせて引出していましたが、今は金物を使って、滑らかにかつ、ゆっくり閉まったりします。
木材についても、山から切り出し乾燥させて加工したものは使いません。
キッチンワークスの箱に使用する木材は、主に環境に優しいリサイクル製品「パーティクルボード」というものを使っています。
これは、100%北海道内の原料(山林の廃材、建築解体材、木工所からのかんなくず等)を苫小牧の工場にて細かく砕いてプレスして作っています。
(この材料は、北海道認定リサイクル製品として認定されており、小中学校、老人ホーム、公民館、病院等に幅広く使われています。)
地球温暖化の原因となっている、熱帯雨林を主産地とする輸入合板は一切使用しておりません。
キッチンワークスの家具作りは、
「パーティクルボードで箱を作り、正面に金物を使って扉を付ける」です。
扉については、意匠性、耐久性に優れたメラミン化粧板を主に使用しています。
柄の種類は何百種類とありますので、お部屋のインテリアやご趣味に合わせてお選びいただけます。
メラミン化粧板とは印刷した紙にメラミン樹脂を浸み込ませて高圧プレスをかけて作ります。
固さは9Hですので、傷が付きにくく、手入れも簡単です。
水や化学品にも強いので、大手キッチンメーカーの扉などにも多く採用されています。
メラミン化粧板は厚みが1ミリ程度ですので、下地に18ミリのパーティクルボードを使用して扉とします。
この写真の下駄箱の箱(キャビネット)はパーティクルボード、扉はメラミン化粧板です。
このように本体の色を統一して、扉のバリエーションを変えることで、様々なニーズにお応えすることが出来ます。